3.11

しおり

2016年03月11日 16:15


“ 家族、友だち、ふるさとを想う。
そして、被災地に想いを馳せる。”


そんなテーマで開催された宮崎での『想うライブ』




開催地となった都城市総合文化ホールの担当者の方から

「宮崎でも東北に向けて何か出来ることはないか」

との熱い想いを受けて、今回のイベントが実現しました。



トークゲストとして来ていただいたのは、
宮城県岩沼市玉浦地区出身の谷地沼 富勝さん。
(普段はトミーさんと呼んでいます^^)



出会いは2011年4月。

NPO法人ロシナンテス代表の川原さんが繋いで下さった岩沼市の避難所にて。


(初めて出会った時の写真)



ご自身も被災されたのにも関わらず
地元の為に活動を続けるトミーさん。

いつも明るく振る舞う姿に
なぜかこちらの方がたくさん笑顔やパワーをもらった事を鮮明に覚えています。



それから数ヶ月後。

笑顔の裏に隠された当時の心の内を
初めて打ち明けてくれました。




君は笑うことも忘れてしまっていたの?

人知れず涙流す君と
桜も生きたいと叫んでいた

みんな闘いながら
それぞれの今を生きている

何度でも立ち上がるさ

君のその笑顔が溢れるかぎり




『閖上桜』が出来た背景には
トミーさんとの出会いが大きく関わっています。



そんなトミーさんと初めての対談が出来た『想うライブ』







「何かあった時、地域の方と力を合わせられるよう日頃から挨拶やお礼を伝えるなど、コミュニケーションを大事にしてほしい」

「僕らが体験した出来事を全て理解してもらうのは正直難しいと思います。
ですが、今日の話が何かを想うきっかけになれば嬉しいです」

玉浦の訛りが少し混じったあたたかな口調で、そう話して下さったトミーさん。




助け合う為に出来ること。

周りとのコミュニケーション。

日頃の対策。防災。



東北の方々からの教訓を元に
どこにいても今すぐ出来ることがきっとあると思います。



忘れない。

5年目の閖上桜は、どんな風に咲いているでしょうか。